介護施設に入居するにはもちろん費用がかかります。その費用はピンきりで、入居するときにお金がかからないような施設から億単位の施設まで様々です。
施設を選ぶときは、入居するときにまず必要となる費用、月々に支払う費用、そのほかにも病気にかかったときのこと、趣味や娯楽のための費用など、いろいろな面から検討する必要だあるでしょう。
また、要介護認定を受けていれば介護保険を利用して、自己負担額を軽減できる場合もありますし、介護保険の対象でない場合もあります。

では施設に入居しようとするとき、具体的にどのような費用が必要なのかみていきます。
まずは一番初めに入居するときに「入居一時金」が必要になります。 利用者は各サービスに付けられた費用を合算し、限度額の範囲内でなら一割負担で利用可能だ。要介護5なら35万8300円分のサービスが利用可能だが、その自己負担は3万5830円ですむ。限度額を超えた費用は全額自己負担となる。

では、実際にどの程度の費用がかかるのだろうか。

ウェルネスケア・ネットワークが作成した介護プラン例によれば、たとえば足腰が弱ってきた要支援2の82歳女性が、週2回予防訪問看護を各90分受ける比較的軽いケースでは、1ヵ月の費用総額は2万6456円、自己負担額は2646円だ。
これはいろいろな呼ばれかたをしていて、入居金・入居保証金・入居申込金・施設協力金などさまざまです。
これは自分の部屋や、それぞれの施設を生涯利用するための終身利用権に対して支払うもので、マンションなどを購入するような所有権とは異なります。

そのため施設に入居していた日数によっては変換される場合もあります。 自力での移動が困難な要介護3の68歳男性の比較的重いケースでは、週1回4時間の通所介護、週4回計5時間の訪問看護、電動車イスと介護ベッドのレンタルで費用総額16万7383円、自己負担額は1万6740円だ。
償却期間は施設や年齢によって異なり、2年から8年程度ですが、一般的には5年間が多いようです。
入居一時金がかからない施設もありますが、その分月々に支払う費用が高めに設定されていることもあり、高級なところだと億単位のものもあります。

有料老人ホーム介護施設の場合は、入居一時金とともに終身介護費用を支払うところもあります。サービス内容などによって300万円から800万円くらいまでと様々ですが、実際に介護が必要になってから支払う場合もあります。
毎月支払う費用としてはサービスや施設を管理していくうえで必要な管理費や、食事が提供される施設ならば食費、水道光熱費などがあげられます。施設によっては水道光熱費が管理費に含まれている場合もあります。歩行が不安定で軽度認知症の要介護2の87歳男性が、家族の負担を減らそうと週3回各6時間のデイサービスを利用したケースで、費用総額7万8942円、自己負担額は7895円だ。
このほかにも病気になったさいの医療費や、自分のための趣味の費用なども考え、慎重に施設を選ぶのが良いでしょう。